LP制作専門会社社長の相原祐樹氏が、難しい言葉は抜きに「Webマーケティングやランディングページ作成で本当にやるべきこと、やらなければならないこと」を具体的手法を用いてわかりやすく解説した一冊。
・何をどこからやる必要があるのか
・考え方というより具体的な手順を知りたい
このような方におすすめの書籍です。
書籍の情報
書名:
現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲る ランディングページ
著者:
相原 祐樹
出版社:
ソーテック社
発売日:
2018/5/26
ページ数:
322ページ
目次:(※開閉ボタンクリックで目次が表示されます)
はじめに
Part 1 最短で成功するLPOを軸にしたWebマーケティング
Section 01-01 Webマーケティングと効果を出すための第一歩
Section 01-02 ランディングページを見てみよう
Section 01-03 ランディングページの最適化(LPO)の重要性
Section 01-04 購入率を2倍にしたら利益7倍になった!
Section 01-05 成果を出すための流れを見てみよう
Part 2 結果の8割を決めるリサーチ・3C分析・ペルソナの設計
Section 02-01 ターゲットリサーチに時間をかけよう
Section 02-02 ターゲットニーズリサーチの方法
Section 02-03 「検索ツール」を使ったターゲットニーズのリサーチ方法
Section 02-04 ネット検索でターゲットニーズをリサーチする方法
Section 02-05 3C分析とは Section 02-06 3C分析その①「市場と顧客分析」は
Section 02-07 3C分析その②「競合分析」と競合チェックシート
Section 02-08 3C分析その③「自社または商品分析」
Section 02-09 ペルソナは内面がとくに大事
Part 3 マーケティングの軸「ランディングページの最適化」
Section 03-01 人々が行動を起こすWebサイトとは
Section 03-02 縦長ランディングページの強み
Section 03-03 サイト型ランディングページの強み
Section 03-04 ランディングページの鉄板の構成
Section 03-05 [ランディングページの構成1]喚起パート
Section 03-06 [ランディングページの構成2]結果パート
Section 03-07 [ランディングページの構成3]証拠パート
Section 03-08 [ランディングページの構成4]共鳴パート
Section 03-09 [ランディングページの構成5]信頼パート
Section 03-10 [ランディングページの構成6]ストーリーパート
Section 03-11 [ランディングページの構成7]クロージングパート
Section 03-12 [ランディングページの構成8]PS.パート
Section 03-13 ランディングページの超効率的なフレームワーク
Section 03-14 できあがったランディングページの評価方法
Section 03-15 購入ボタンの設置場所
Section 03-16 メールフォームの最適化
Section 03-17 サイト型ランディングページの場合
Section 03-18 ランディングページの構成まとめ
Part4 広告を使ったランディングページへの最速の集客法
Section04-01 てっとり早く広告で集客しよう
Section04-02 Google/Yahoo!の検索連動型広告を出す
Section04-03 リターゲティング広告(追いかける広告)
Section04-04 ディスプレイネットワーク広告(ばら撒く広告)
Section04-05 ソーシャル広告での集客について
Section04-06 Facebook広告で集客しよう
Section04-07 Twitter広告で集客する
Section04-08 Instagram広告で集客する
Section04-09 アフィリエイトで集客する
Section04-10 広告で成功するために
Part5 広告費を大幅に下げる最強の集客術
Section05-01 コンテンツマーケティングを行う
Section05-02 おすすめサーバとテンプレート
Section05-03 上位表示の仕組み
Section05-04 キーワードから検索需要を調べる
Section05-05 キーワードシートの作り方
Section05-06 キーワードシートを使った記事タイトルの決め方
Section05-07 記事の書き方のノウハウ
Section05-08 ブログのアクセス数を増やす一番簡単な方法
Part6もっと効果を高めるためのランディングページの運用
Section06-01 LPOを軸にしたWebマーケティング最後の仕上げ
Section06-02 メールマーケティングは古くない!
Section06-03 メルマガとステップメール
Section06-04 効果を高め続けるABテスト
Section06-05 ランディングページを量産する
おわりに
書籍の紹介
本書は、ランディングページ制作に必要な知識や考え方は勿論、その具体的な手順を、100を超える業種との取引、7年かけて得られたノウハウを持つ著者の経験を元に解説する書籍です。
全体の流れとして、webマーケティングにおけるランディングページ(以下LP)の役割や重要性の概要紹介から始まり、次にコンバージョンを獲るLP戦略の流れとして、LPを作成する上で必要なリサーチやライティングの手法、LPに集客を行う上で必要な広告やコンテンツマーケティングの手法、LPの効果的な運用に必要なABテスト等の手法を解説しています。
そもそもLPとは、Webサイトの着地ページ、つまりユーザーが一番最初に見るページを意味します。 例えば、ある企業のコーポレートサイトにアクセスした際に、最初に見たページが「企業概要」の場合、そのページが着地ページとなります。
ただしマーケティングの世界では、「縦長の1ページをスクロールして読んでもらう形のクロージングを行うページ」もランディングページと呼び、LPと言えばこちらを指す機会の方が多いかと思います。前提として、本書は後者のLPの戦略等について解説した書籍です。
さて、本書の中では、
LP制作において「ユーザーの気持ちを考えること」の重要性が一貫して主張されています。
一見当たり前のように感じることですが、
実際の現場では、サービスや商品の良さの訴求に重点が置かれたLPが多くみられます。
しかし提供側がどんなに良いと思うサービス、商品を販促しても、
本当にお客さんが欲しいかどうかは、事前に話を聞かない限り分かりません。
私たちがサービスや商品を購入する際は、
意識的、無意識的にでも、次のような動機が背景にあるかと思います。
「これは私たち自身が抱える悩みや問題、課題が解決できるものなのか?」
LP制作においては、制作をはじめる前に、
そもそも誰に届ける情報なのか、ニーズはあるのか等のリサーチと設計を行うことが重要です。
そしてこれが、売れるLP作りの8割を決めると言っても過言ではない部分なのです。
そうしたリサーチと設計を踏まえ、LPは具体的にどのような構成が良いのか。
筆者は鉄板の構成として、次のように示しています。
1.喚起
2.結果
3.証拠
4.共鳴
5.信頼
6.ストーリー
7.クロージング
8.PS.
もちろん作って終わりではありません。
webマーケティングの良いところは、全てを数値化できるところです。
万が一結果が出なくても、数値から次の改善方針を得られるかもしれません。
そして数値データが溜まり、丁寧に施策の振り返りを行っていくことで、それがやがて自身のノウハウの蓄積に繋がります。
LP制作の基本手順を振り返る参考書として、手元に置いておきたい本です。
ピックアップ(書籍から抜粋)
Webマーケティングのテクニック部分や技術的な部分に触れてしまうと難しく感じることもありますが、 常に考えることはシンプルに「誰の何をどうやって解決する商品だっけ?」これに尽きます。
商品のメリットをいかに訴求するかだけに軸を置かずに、必ず「 そもそも、お客さんはどこから来るんだっけ」ということを念頭に入れる必要があります。これが、 ランディングページで効果を出すための第一歩です。
ランディングページを運用するフェーズに入ったときにきちんとリサーチをした場合とそうでない場合では打ち手のアイディアに大きな差が生まれます。 なぜなら、「失敗するランディングページ」を作ってしまう一番大きな理由が、 商品のことだけ考えてランディングページを創ること にあるからです。
商品の良さや強みのことだけを考えて作られたランディングページは、失敗したときに改善しようとしても商品の訴求方法のことしか頭に思い浮かばなくなります。
悩みや人物像が明確になると、本当にWebサイトは作りやすくなるのです。
強みが無いのではなくて、強みを見い出せていないケースは非常に多いです。 業界では当たり前だったり、業界に居すぎて気づいていないことも多いので、業界の外の人に話を聞く、そして一番は顧客に話を聞くのが効果的です。
人はみな、ストーリーが大好きなんです。そして、広告コピーは年々その強みを失っています。 なぜなら人々は、オンラインでもオフラインでも、広告を見過ぎてしまった からです。 今や、どんなに良い商品で本当の効果を書いていても、誰も広告を信用してくれません。そこで、ストーリーが大事になってきます。
人間は利益を上げることよりも損失を回避することの方が行動する動機として強いのです。
重要なのは広告媒体のユーザーや機能を理解し、媒体ごとの特性にマッチングするようなオファーや広告を出稿し、効果測定はきっちり行うということです。 オンライン広告は効果測定がしやすく、また「どういった広告だと効果的か」といったテストもしやすいのが特徴です。あなたのビジネスでの勝ちパターンが見えてくるまでは投資の期間も必要ですが、一度成功するとそれはあなたのビジネスの独自の集客ノウハウになりえます。
いちばん重要なポイントは「いかにユーザーの事を考えられるか」これに尽きます。ユーザーが求めているものは何か、好きそうな色やデザインは、何に困っているのか、解決してどうなりたいのか、そして最後に、自社の提供できる価値は何か。
実践ポイント
・LP制作の際は、本書の手順を参考にしたリサーチに多くの時間を費やす。
・常に「ユーザーの気持ちを考えること」の思考を忘れずに制作に向き合う。
おすすめの読書法
みなさんが読書をするときは、紙の本と電子書籍どちらを使っていますか?
私は普段、読書をするときは「Kindle Paperwhite」を使用しています。
もともと紙の本で読書をしていましたが、1つの端末に何冊も保存したいなどの理由から購入、使い始めてから1年以上が経ちました。結論、Kindle Paperwhiteは手放せない状態となりましたが、実際に使う中で良い点だけでなく、改善点も見られました。
現在、あなたが「今は紙の本で読書をしているが、電子端末に興味がある」、「Kindle端末には複数種類あるのは知ってるが、どれを選べば良いか分からない」といった思いを抱いていましたら、こちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。